MERRY CHRISTMAS
一年が本当に早くてびっくりするやら、焦るやら。。。
毎年そんなことをボヤきながらも元気に無事でいられるのは幸せな証なのでしょうね。
どうか、みなさまも良い時間をお過ごしでありますように。
一年が本当に早くてびっくりするやら、焦るやら。。。
毎年そんなことをボヤきながらも元気に無事でいられるのは幸せな証なのでしょうね。
どうか、みなさまも良い時間をお過ごしでありますように。
いつもの利用駅の構内。
貼り出された写真俳句の一点ずつを噛みしめながも
釘付けになったのが
望月周という作者名が入ったこの作品。
勝手にご紹介させて頂くことをご容赦ください。
陽の当たる場所と日陰が半々になった細い路地。
移ろう季節と、過ぎし日々の記憶が交差します。
見る人、それぞれの年齢や事情ごとの響き方をする作品ではないでしょうか。
ところで昨日は柿仕事。
吊るした柿たちは2日目にして、表面がうっすら乾き、指先にしんなりとした感覚が伝わります。
刻々と美味しい干し柿になってゆくのですね。
今日で秋は終わり、明日11月7日は立冬。
寒い季節の入口に立ち、
先の一句が繰り返し頭の中をよぎり、
あざやかな柿色に目を奪われ、
時の流れの中でなすすべを失うばかりです。
悲しみではなく、諦めでもない。あるいは希望であるはずもなく、
ただなすすべがない、という事実だけなのです。
アドリアン・リース氏とのご縁によって誕生した「石けんトルソー」は、
リース氏の作品とともに10月10日まで Kaneko Art Gallery でご覧頂けます。
石けんトルソーは販売もしていますので、気に入った一体を見つけてください。
ギャラリーオーナーの奥様のお見立てにより、トルソーは日本手ぬぐいに包まれてのお届けとなります。
詳しくは Kaneko Art Gallery にお問い合わせください。
展覧会 [Exhibition 2]
“Earth drawings and fire works” (土による絵画、そして窯の作品)
9月16日〜 10月10日 Kaneko Art Gallery
神奈川県横浜市鶴見区江ケ崎町13-2 (2F-A) TEL / FAX 045-515-9420
会期中 金・土・日・月 開廊 ( 12:30 ~ 18:30 )
火・水 予約制 木曜日休廊
この夏は、オランダ人の現代陶芸作家、アドリアン・リース氏の来日特別企画『3匹の野ウサギ』(Drei Hasen in Japan)にて、パフォーマンスにも出演させて頂きました。真夏の日差しが照りつけるなか、フェルトに全身を覆われて滝の汗だったのがとても楽しく思い出されます。
会場となったのは渋谷にある洋服店、BLUES DRESS。
野獣に導かれたウサギたちが渋谷の路地を行進し、店内に入ると、内側からショウウィンドウに石けんを塗りつけていきます。
やがてウィンドウがすっかり塗りつぶされて、外から見えなくなると、ウサギは皮を剥がれ、そのむき出しの背中には石けんが塗られて癒されてゆく…
そんな「因幡の白兎」をモチーフにした物語が展開されてゆきました。
ウィンドウに塗りつける「やわらかい石けん」を作ってほしいという依頼を受けてから、質感や伸びの良し悪し、色や乾き具合など、様々な要素を考慮しながら試作と打ち合わせを重ね、私には大きな学びの場となり、改めてこんな機会に恵まれたことに感謝しています。
この模様は撮影され、現在は編集作業に入っています。年内中(?)に動画は新たな作品となって公開されるとのことですので、どうぞお楽しみに。
オランダ人アーティストのアドリアン・リース氏の来日特別企画展に携わることができ、
今年の夏は大きな思い出ができました。
でもそれは終わったわけではなく、まだ続いています。
リース氏は帰国前にオランダ大使館を訪れ、私が作った石けんトルソーを進呈したそうです。
いま、大使館のどこかに置かれているとか。
自分の目で確かめられないのは残念ですが、とても嬉しいです。
そして4体のトルソーは海を渡り、オランダへ旅立ちました。
これからオランダやベルギーのギャラリーに向かうらしいです。
私はまだ行ったことがありませんが、なんだか自分の代わりに旅してくれているような感覚。
ヨーロッパの空の下にいるんだな…と、想いが広がります。
日本では以下の展示が引き続き開催されています。
展覧会 [Exhibition 2]
“Earth drawings and fire works” (土による絵画、そして窯の作品)
9月16日〜 10月10日 Kaneko Art Gallery
神奈川県横浜市鶴見区江ケ崎町13-2 (2F-A) TEL / FAX 045-515-9420
会期中 金・土・日・月 開廊 ( 12:30 ~ 18:30 )
火・水 予約制 木曜日休廊
ここでは持ち込まれた作品に加え、その場で仕上げた「ライブ」なクレイドローイングもご覧頂けます。
クレイは時間経過やその日の湿度などでも表情を変える、まさに ライブ ですね。
いつ見るか、一期一会なアートです。
先日、純国産線香花火「大江戸牡丹」をご紹介し、ぜひその美しさの全貌をお伝えしたいと思ってました。
ところがここにアップするにはデータ容量の制限もあるし…
ということで、IT音痴ですがYouTubeに挑戦してみました。
これで、みなさん観れるのかしら?
だと、いいな。
ザーッときて、すぐに通り過ぎてしまったにわか雨は蒸し暑さだけを残していった。
暦の上ではとっくに秋だというのに、まだまだ夏はやる気でいるようだ。
それでも風の中や、ふとした瞬間に移ろう季節への名残惜しさを感じることがある。
つい先日まで駅の壁面に飾られていた地元小学生たちのお習字。
みな、思い思いの『夏』を文字にしたためてかいたが、いつ間にか撤去されている。
季節が私を置いてけぼりにしているのか、
人が季節より先回りしたがるのか、
もっと「いま」のなかで、「いま」を味わい、「いま」を楽しみ、「いま」を受け止められたなら、
人は穏やかでいられる気がする。
そもそも夏というのは
冠をつけて、両袖を振って踊る人の形の象形文字に由来するそう。
実に楽しげで生き生きしています。
あのお習字は思い出と共にどこかに大切にしまわれているのだろう。
未来の宝物になるために。
安価な海外製品におされて絶滅した国産花火ですが、
それでいいのか‼️ と、
立ち上がった人達がいました。
その代表となったのが台東区蔵前にある山縣商店の山縣氏です。
廃業してしまった職人さんたちを口説き、材料にこだわり、ついに蘇らせたのが
【大江戸牡丹】
その美しさに感動。
火をつけてから、次第に咲きはじめる「花」
そこには起承転結があり、ドラマとロマンがあるのです。
線香花火の一本、一本を熟練の職人さんたちが手で和紙に縒りをかけて仕上げてゆくそうです。
一見簡単そうに見えるかもしれない作業でも、火薬の働きが違ってくるのだとか。
これまで私が知っていた、
あっという間に終わっちゃう線香花火とは別物。
火花だけじゃありません。
色、音、香り、そして
余韻……
日本の美
夏のかおり
日本のソコヂカラ
今回の動画は短くつまんでますが、実際には火をつけてから消えるまで
3分近くも花を咲かせ続けていたのです。
フルバージョンもお見せしたいです。
朝のひととき、
煙とともに立ち上る香りを頂く。
煙の行方に風を知り
香りの声に心を覗く
やりたいことと
やらなくちゃならないことの
間に挟まって
苛立ってることが
さらに自分を縛る
鎮まれ
しずまれ
香を焚き
ゆっくりとほどく