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飛行機雲
昨日はどれだけの人が空を見上げたことだろう。
「ブルーインパルス が新型コロナウイルス感染症に対応中の医療従事者の方々をはじめ、多くの人へ敬意と感謝をお届けするため、東京都区部を中心に編隊による航過飛行を行う」という情報を友人が知らせてくれた。
ちょうど仕事場に向かう途中で遭遇。
あまりの美しさに写真に納めるという考えも浮かばず見とれてしまいました。
後に残る飛行機雲の筋が次第に空気に散らばってぼやけてゆくと、側で見ていた男性が「もうすぐ、またくるよ」と言って方角を示してくれました。
ソーシャルディスタンスという言葉が定着するにつれ、必要以上に、あるいは心のディスタンスまでが広がる気がしている中、こうして知らない人間同士が自然に会話をし、一瞬でも気持ちを通わせる感覚が嬉しかった。
実は知人が亡くなり、本日が火葬の予定。
生前は無類の飛行機野郎でした。
まるで天が弔いのために用意してくれたタイミングのよう。
きっと肉体を離れた魂は上空で爆音よりも速く風を追い越し、自由を満喫したことでしょう。
そして街中の人が外に出て空を見上げてる姿は、コロナからの解放みたいで、
大袈裟だけど、終戦のあとの青空って少しこんなだったのか…とか、いろいろ想いが巡りました。
新型コロナウィルス感染を広めないよう、まだまだ気を緩めてはいけないけれど
青空の下でみんなが普通に会話をし、普通に触れ合い、普通に心を通わせられることへの愛おしさが
飛行機雲のように、いつまでも私の胸に美しい筋を描いています。
塗香が加わりました
ずっと温めてきたイメージがようやく形になりました。
匂い袋、線香など様々な形態で「お香」を楽しむことができますが、中でも塗香がとても好きです。
塗香とは香りの原料を微粉末状にした、塗るお香です。
火を使わず、使いたいときにサッと使えるので便利なんですよね。
私はリラックスしたい時、気分転換したい時、集中したい時など色々なシーンで使っています。
特にバイクに乗る前はスッと香りを吸い込んで、気持ちを引き締めています。
元々塗香は古来より穢れを祓い、心身を清浄にするものとして用いられてきました。
大事な場面では清らかになって臨めるので手放せないアイテムの一つです(^^)
その塗香を持ち歩くのに、何かステキな入れ物はないかと探し続けた結果、オリジナルで作ることにしました。
使うほどに手に馴染み、とても満足のいくものができました。
SHOPでご紹介していますので、ぜひご覧いただければと思います。
マスクの販売
ステキなマスクが出来上がりました。
ご希望の方はご連絡ください。
tokuandofurenzu@gmail.com
または 090-8313-1333までショートメールにて
ご希望の商品、数量、お届け先、ご連絡先をお知らせください。
・ワンポイント刺繍入りは3枚セット、1200円
・大きな刺繍入り2枚セット、1000円(画像参照)
・送料180円(多数ご希望の場合は別途ご相談させてください)
このマスク。
制服を始め学校関連品を扱っている(株)トクアンドフレンズが、オリジナルのマスク450枚を地元の中学生たちに寄贈しました。
それがとても使いやすく、気持ちがいいと評判になり少量生産ではありますが販売することになりました。
上質の綿生地を3枚重ね、たっぷりとヒダを設けているのでお顔の形にアジャストして息苦しくありません。またノーズワイヤーでフィット感もちょうど良い感じです。耳にかけるゴムは高級感のあるリボンタイプを使用しているので耳が痛くならず、見た目にも美しいです。
全て国内生産。一つ一つ手作業により軽井沢で作っています。
施された刺繍は画家である父によるうさぎのキャラクター。医療従事者のみなさんへの感謝と敬意を評したデザインとなっています。そして上部には「THANK YOU」、下部には「FAITH, HOPE AND CHARITY」の文字。
ちなみに右手に持っているのはCaduceus(カドュケウス、ギリシャ神話に出てくる神々の使者であるヘルメスが持っている杖)平和、そして旅の安全、発明、錬金術の象徴としたことから、後に医療との関わりも出てきました。
しかしながら、厳密にはWHOのシンボルに使われているのはアスクレピオスの杖。両者は別物でありますが同一視されることも。
父があえてCaduceusを描いたのは、助けを求める人たちの元へ飛んでゆく慈善の精神や、この危機の先にある復興、発展と希望を表す想いからのようです。
「マスクは白い無地」という思い込みがあったのか、以前は色柄ものはなんとなく違和感を覚えたこともありました。
それが段々と可愛いもの、おしゃれなものが出始め、さらにコロナウィルス感染予防の動きから、今や色柄、形状、素材と実に豊かです。
困難な状況の中でも楽しみを見つけられる人間の力強さを感じますね。
ところで、このマスクを当初は販売する予定が全く無かったそうです。
単に寄贈するために始めたことでしたが、失業に追い込まれる方が多い現状において、製作に関わってくださる職人さんたちに少しでもお仕事をお願いでき、また利用者に喜んで頂けることが職人さんたちを元気づけるという良い循環になりました。
そこで利益を上げる目的ではなく、あらゆることが停滞してしまわぬよう、良い動きのためになればと踏み切ったという次第です。
今も昔も変わらぬ想い
世界一、美しい本と呼ばれるものがあると知りました。
Eテレ・日曜美術館で取り上げていたので、ご覧になった方もいらっしゃることでしょう。
それは15世紀に書かれた本で、正式名称は
「ベリー侯のいとも豪華なる時祷書」
まだ印刷技術もなかった頃、一文字ずつ手書きで綴られ、何人もの人の手で80年近くかけて完成したとか。
文字や挿絵の美しさもさることながら、そこに込められた想いが深く伝わってきました。
本の冒頭は毎月の挿絵とカレンダーになっています。
日付の横にはキリスト教の祝祭日が記されていて、これが実は農業の暦でもあります。
6月のページには、草を刈る人たちが描かれています。
そしてカレンダーには「聖ヨハネの日」(6月24日は聖ヨハネの誕生日)が記されています。
夏至が近いこの日を合図に人々は夏草を刈ったようです。
神様の定めた日は農業の大切な日であるということ。
日本でも神社の暦は農業と深く関わっています。
国や時代を問わず、人の営みは自然のサイクルと共にあるのですね。
この本では600年前の中世フランスの暮らしを、12ヶ月に分けて綴っています。
そこには毎年、季節の巡りの中で同じ作業ができることの喜びがあります。
今年は大相撲夏場所もコロナの影響で中止。
他にも様々な催しが中止や延期になっています。
無事であることが如何に有難いことか…。
ところで聖ヨハネ ( Saint John)と言えば、
メディカルハーブの一つであるセントジョンズワートを思い浮かべませんか。
セントジョンズワートは別名 Sunshine herb とか Happy herb とも呼ばれ、
気持ちを前向きにさせる作用があるため不眠改善、抗うつ、精神安定などに用いられます。
自粛生活が続いてちょっぴり不安定になっていたら、ハーブティに取り入れてみてもいいかもしれませんね。
ただしサプリメントなどで服用する場合、他の薬との併用には注意が必要なのでご確認ください。
*画像はテレビ画面とネットから拝借しました。
*ネットを見ると「ベリー公のいとも豪華なる時祷書」という表記が目につきますが、NHKでは「ベリー侯」と出ていたので私もそちらで書きました。
おウチ時間で化粧水
こんにちは。
いかがお過ごしですか?
自粛要請の期限がさらにのびるということで、皆さんおウチ時間を充実させるためにアイディアを凝らしていることでしょう。
ベランダやお庭で過ごす時間も増えているのでないでしょうか。
さて、ここでご注意!!
外出自粛にも慣れ、だんだんと家にいるのが当たり前になってきた今日この頃。
ずっとノーメイクの方もいるのでは?
思い出してください~
5月は紫外線が一気に増える時期です。
無防備のままでは日焼けによるお肌ダメージが。。。(T_T)
これから重宝する、おウチで簡単にできる化粧水を作ってみませんか?
美白や毛穴対策も期待できるお茶の美肌化粧水です。
準備するものは:水(精製水)100ミリ、はちみつ小さじ1
まず100mlのお湯をミルクパンに沸かし、火を止めてからお茶っ葉を大さじ1投入。
フタをして冷めるまで放置。
しっかり冷めたら、目の細かい茶こしやコーヒーフィルターなどで濾します。
はちみつを加えて溶かしたら出来上がり。
はちみつはお好みで分量を調整してください。
保存は冷蔵庫で、なるべく早めに使いきりましょう(1週間程度)
お茶の新芽が眩しくなる季節。
もしお茶の木があれば、お手製のお茶で究極の手作り化粧水もできますね。
この時期は緑茶の代わりにドクダミで作るのもオススメです。
外出自粛要請が解除され、また自由にお出かけできるようになった時
「あれ? なんか肌きれいじゃない?」なんて、お友達から言われちゃってくださいね。
はちみつは深大寺養蜂園の「桜」。
とても貴重で贅沢な国産はちみつは、花の香りが濃厚でとても美味しいです。
https://jindaijiyoho.thebase.in/
お茶は、かねてよりお世話になっている三重県・四日市の椿岸神社のもの。
実は四日市は有数の茶所なんですよね。
またあの見事な茶畑が広がる景色を見に出かけられる日が楽しみです。
思いやり、届きました
FBからのシェアです
昨日「今年の花火は無事に開催されるのか」と呑気なことを書いてしまいました。
その後、友人から「中止の発表を知らないの?」と指摘とされ、自分のボンヤリが恥かしいです。
コロナ、とにかくこれ以上の被害を広げないようにしなければ。
3密でなければいいのか? と、引っかかっている方も多いかと思いますが、
FBに尾崎恵子さんという方が投稿していた記事がとても簡潔に思っていることを伝えているのでご紹介させてください
こちらの投稿を読んで、本当にその通りだと思いました。
私も気をつけているつもりでも、バイクに限らず、つい
「ま、いいか」
「このぐらいなら大丈夫かな」など
自分勝手な理由や言い訳で誤魔化してしまうことも。
反省。
改めて気を引き締めなければ。
自分の足元だけでなく、その先にどんなことがあるのかにも目を向けて。
自分の都合だけでなく、周囲にどんな影響を及ぼすのかを想像して。
イマジン。
これ以上この事態を長引かせないためにも。
川が繋ぐ
今朝のNHK Eテレ「日曜美術館」は「疫病をこえて 人は何を描いてきたか」というテーマでした。
今も法隆寺にある釈迦三尊像は7世紀前半に聖徳太子の病の回復を願って造られたそうです。
それは日本の美術の出発点と言われ、その後、数々の美術は疫病と向き合って発展していったと考えられています。
その後、12世紀末になると疫病を描いた絵画が生まれました。
国宝「辟邪絵 天刑星」(画像はウィキペディアより)
中央に疫病を退治する神様が描かれ、周囲に描かれた小鬼(=疫病)をとっては食べてます。
興味深いのは神様の傍らにはなみなみとお酢の入った桶が置かれ、小鬼たちをお酢に浸しては食べている。お酢の殺菌パワーですね(^^)
もちろん、日本だけでなく世界各地で疫病をきっかけに人々は死生観、宗教観などを育んできました。絵画、建築、祭りなど、美術への影響も大きかったのですね。
闇が深ければ深いほど強い光を求め、より美しい美術として花開いていったのではと、番組ではコメントしていましたが、本当にそうですね。
今のコロナ感染拡大も、まずは早く終息することを願います。
そして略奪や疑心暗鬼や排他思想といったさらなる「闇」ではなく、新しい光を見出す明るい世界になりますように。
昔、害虫の大量発生により農作物がやられ大飢饉になりました。この「天保の大飢饉」と同じ頃に江戸ではコレラが大流行。
恐ろしい数の死者の霊を慰め災厄を祓うために、時の将軍8代徳川吉宗は翌年に両国で水神祭を行い、それが今に伝わる隅田川花火大会の始まりだと言われています。
今年の夏の花火大会はどんな光に満ちるのだろう。
どうか、無事に花火大会が開けることを願うばかりです。
これ以上、闇を長引かせないためにも、今は苦しくともしっかり我慢するべきを我慢し、やるべきをやらなければ…ですね。
とうとうと流れる隅田川。
山と海をつなぎ、時をこえて人々の願いをつないでいるようです。