金柑の花が咲き始めました。
この猛暑の中でもクンクンすると、すーっと爽やかなな香りに暑さを忘れさせてくれます。
こんな香りがいつでも身近にあればいいのに。

人間は古代から「香り」に魅了され、珍重してきました。
その想いは世界各地で様々な文化となって今日も育まれ続けています。

フレグランスと合成香料の基礎知識について学ぶ機会に恵まれました。
講師は香水コーディネーター/フレグランスデザイナーの中田邦子先生。中田先生はパレアンヌというお店も運営されていて、販売のほかにも幅広く香りに関わってらっしゃます。

そもそも合成香料とは何か。
天然香料=GOOD   合成香料=BAD
そんなイメージはありませんか?
私も漠然とそう感じていました。

けれどひとくちに合成香料といっても石油や化石から科学的に作り出されたものもあれば、天然の植物などから一部の成分だけを取り出した「単離香料」もあります。

果たしてそうしたものも、すべてひっくるめて「合成=BAD」の図式に当てはまるのか…?

また天然精油(エッセンシャルオイル)を用いて美や健康に役立てる自然療法がアロマテラピーに対して、精油に限らずあらゆる香りがもたらす生理心理的効果によってより健康で豊かな毎日のための香りの活用術がアロマコロジーだそうです。

考え方は人それぞれですが、何が良い悪いと決めつけず、自分にあった「心地よさ」を見つけられたらいいですね。