6月21日。
今日は夏至にして、新月。そして日食だという。
狙ったわけではないけれど、久々の遠出がそんな日であることに嬉しくなってしまう。
ましてや梅雨の真っ只中でありながらジリジリする夏の日差しを浴びられるなんて、
大いなる宇宙のうねりの中にいる。

子供のころから夏が好きで好きでたまらなかった。
夏というだけで、何もかもが許されるような。そして何も怖くなくなるような。無敵の自分が眩しい光の中に照らし出される季節。
だのに、夏がしんどい季節になってしまったのはいつからだろうか。
きっと遊びが無くなったのかもしれない。

〇〇でなければいけない。
〇〇をしなければならない。

つまりそれは俗に言う「大人になる」ということ。

でも、本当の大人は自由で良いはず。
自分の自由に責任を持てるのだから。

クルミハーバルワークスのミユキ先生に浅草のうずまき堂にてハーブ講座をお願いしていましたが、コロナのために来年の春まで延期となりました。
ならばこちらから訪ねてみようと、今日は常々行ってみたいと思っていた山梨の馬小屋をリノベーションした教室を目指してバイクを走らせた。
いつもなら無難に高速道路を使うのだけれど、あえて下道を選んだ。
時間がかかってもいい。迷子になってもいい。
あるいはたどり着けないかもしれない。
それでもいい。
導かれるままを楽しんでみよう。
翡翠の色に輝く川を横目に奥多摩の峠を超えてゆく、初めての道。
夏を全身で喜んでいる自分に久しぶりに会ったみたい。
Hello, my real self。

一年でもっとも昼の時間が長かった日。
夜になっても、まだ冷めやらない気持ちの火照りは、これから日に日に満ちてゆく新月に託す。

IMG_4445

 

IMG_4446