Tシャツを草木染めにしてみました!

 

合成染料に比べ草木染めは何とも言えない深みと美しさがあり、自然の恵みを存分に味わえます。

染織家の志村ふくみ先生の言葉を借りれば「植物の精をいただく」わけですものね。

 

そして草木染めはきれいなだけじゃないのがすごい!

昔の人は植物が持つ薬効を求めて、色を染めたそうです。

 

例えば、鮮やかな青色がうつくしい藍染めには殺菌、抗酸化、防虫をはじめ、皮膚病や水虫にもいいとか。手拭いや浴衣に多用されるのも納得ですね。

赤い長襦袢や腰巻きをよく見ますが、赤く染上げる茜は血行促進、氣の巡りをよくするので婦人病向きと言われています。

他にも、お芝居などで病気のお殿様が紫色のハチマキを巻いてますよね?紫根には解熱・解毒作用があるとされています。

 

また興味深いことにチャクラには共鳴する色があります。

尾てい骨のあたりは赤。頭頂部は紫。

 

昔の人の知恵なのか、本能のなのか。

 

そうしたものを着物や生活用品に取り入れてきた日本の深さにワクワクします。

 

私のTシャツは…

 

迷ったけど、女性力アップを期待してやっぱり…茜!

 

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鈴木万由香