先日、知人から「蝋梅がほころびはじめ、とても良い香りです」と連絡をもらい
収穫部(自称)の私は部員の夫婦と連れ立って花を摘みに。
広い庭の中央にある蝋梅の木に近づくと、えも言われぬ早春の匂いにうっとり。
まだ色彩に乏しい景色の中に咲く黄色い花は目を引くものの、その透けるような花びらは
どこか控えめで、まだ始まったばかりの新年にふさわしい佇まいでした。

庭には大きな八朔の木もたわわに実っているので、こちらもいただきです!
去年の夏に八朔の花を分けてもらい、ネロリオイルを作りましたが、八朔ネロリの花たちが
こんな立派な実になって…自然の力強さに圧倒されます。

八朔はジャムにするつもりでしたがあまりの瑞々しい美味しさにそのまま食べるのが一番ということで
皮だけ加工することにしました。
まずは皮の甘酢漬け? ピクルスのようなもの?
お酢にハチミツと塩を少々(てきとう)入れた漬け汁に皮を漬けてみました。
酸味、甘みと香りの三重奏!
このままでも美味しいですが、刻んでサラダやお料理のアクセントにも良さそう。
もうしばらく漬け込んだらもっと美味しくなるはず。

そして蝋梅は太白ごま油で浸出油にしました。
蝋梅の実は毒でも、花(つぼみ)には薬効もあるようです。
ごま油に花を漬け込んで火傷に用いることもあるそうです。
残念ながら香りはイマイチ…がっくし。