鎌倉にある神奈川県立近代美術館(カマキン)へ。

 

昭和26年に開館し、当時としてはずば抜けてモダンでオシャレな建築だったことでしょう。

すっきりとした、どちらかと言えば無機質な感じなのに、周囲の自然と調和している空間。

鶴岡八幡宮にある大きな蓮池にせり出すように建てられ、外廊下の天井にはキラキラと池の水面が反射します。自然の光さえもアートなのです。

 

2016年1月末をもって展覧会活動を終了するにあたり「鎌倉からはじまった。1951-2016」と銘打った最後の展覧会を開催しています。

 

まだ占領下にあったころから時代を見つめてきたカマキンは、今の日本をどう感じているのだろう…そんなことを想いながら展覧会を回りました。

それにしても間近で見る岸田劉生の「麗子像」は好き嫌いの範疇を越えて圧巻の作品ですね。

まさにspeechless。

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鈴木万由香