あれは何年前だったか。
今は無き、新宿コマ劇場で北島三郎さんの公演を観ました。
あの時の興奮と感動が忘れられず、いつかまたと思いながらもなかなか実行が伴わないでいました。
しかし、なんとサブちゃん自ら「最終」と線を引くことになったのです。
これは行かねば。
正直なところチケット代14000円は痛い。
けれど、公演が終わるころには14000円が安いと感じていました。
「北の漁場」の一体感、圧巻のねぶたサブ、一曲ごとに語る歌への思い…
すべてがサブちゃんの熱い気持ちとプロ意識で最高に磨き上げられている。
最終公演にあたり、自らの歴史を語るサブちゃん。
「気がつけば、この辺(頭を指しながら)も白いものが増えました。
目尻の溝もふかくなりました。
しかし、これは私の宝なのです」
サブちゃん、カッコイイ!
本当に同感です。
昨今の「アンチエイジング」という言葉の雨あられに疑問を感じている方も少なくないと思います。
年を取ることに抗い、無理に若さにしがみついていて、本当に美しいと云えるだろうか。
もっと自然に。
年月と共に得た経験や知恵を自分の中から輝かせてこその輝きではないでしょうか。
こんな大人がもっともっといればいいのに。
明治座の前には沢山ののびりやポスターで、入場前からテンション上がります!
一歩中に入ると、これまでの公演のポスターやパネルなど、どこもかしこもサブちゃんだらけ!
そして金サブ!
はぁ〜、地方公演にも行きたいぐらいー。
鈴木万由香