節分。
季節を分ける。
何かを分ける。
それは寂しくもあり、
時に残酷でもあって、
曖昧なつながりのなかで
ずっと漂っていられたらいいのに
と、思ってしまったり。
分けるということは境界線を引くことでもあり、
分断や差別とも繋がってゆくことも。
だから境界線をぼかして、ぼかして
やがて無くなればいいと思ってきた。
けれでも時間の中の境界線は節目と名乗り、
その節目に助けられて
前に進めるのかもしれない。
邪を祓い
福を呼び
家族や友人の無事を喜び
安らぎへのせつなる願い
節分
みぞれ混じりの雨のせいか
いつもよりとても静かだけど
心の中では
大声で
鬼は〜 外〜 と、
子供の頃と変わらずはしゃいでいます。
鬼は外、福は内。
内外
ここにも分け目、境界線があるけれど
みんな、みんな混ざって 仕合わせ に…とグルグル。